索引

          英字・記号

英字・記号

 用語読み方解説
AAAランク(クロス)エーエーランク(クロス)ビニールクロスのうち、「量産品」に継いで安価なグレード。また、「不燃」のクロスを探す場合は最も安価なグレードにあたる。汚れ防止・表面強化・消臭・調湿など、付加機能を備えた製品もある。薄手の製品が多く、下地の不陸が目立ちやすいことから、「量産品」に比べて施工難度は高い。「一般品」とも言うほか、1mあたりの上代が1000円のため「1000円上代」とも呼ばれる。
ACSエーシーエススペインの大手建設会社。アクティビダデス・デ・コンストルクシオン・イ・セルビシオスの略。2010年にドイツのホッホティーフ社に買収を仕掛け、傘下におさめている。
ACWエーシーダブリューアルミカーテンウォールの略。
AE減水剤エーイーげんすいざいコンクリート用の混和剤の一種。「AE剤」と「減水剤」の両方の特長を併せ持ち、コンクリートのワーカビリティ向上のためによく使われる。
AE剤エーイーざいコンクリート用の混和剤の一種。細かな気泡をコンクリート内に発生させることで流動性が高まるため、ワーカビリティが向上し、凍結に対する耐久性も高まる。
BBIMビム「Building Information Modeling」の略称で、コンピューター上に作成した建物の3次元モデルに、コストや仕上げなど様々なデータを追加し、設計・施工・メンテナンスの全関係者で共有する仕組み。
CCチャンシーチャン断面がC型のチャンネル材のこと。
軽鉄では一般的に、軽鉄天井下地の野縁受けとなるチャンネル材を「(サンパチの)Cチャン」と表現する。
CADキャド「Computer Aided Design」の略。コンピュータを用いて設計をすること、またはコンピュータによる設計支援ツールのこと。人の手によって行われていた設計作業にコンピュータを取り入れ、効率や精度を高めたもの。代表的なソフトは、オートデスク社の「AutoCAD」や、フリーソフトの「JW_CAD」。
CHシーエッチ天井高さ。FL(フロアライン)からの高さになるので居室によって基準が変わることに注意。
DDPLディーピーエルデッキプレートの略。
DXFディーエックスエフCADで用いるファイル形式のひとつ。多くのCAD製品で使える、最も標準的な形式とされる。もともとはオートデスク社が自社製品のバージョン差異などを互換する目的で開発したものだが、仕様をオープンにしたことで他のCAD製品にも広まることとなった。
EEXP.Jエキスパンション・ジョイント構造物を意図的に分割し、隙間を設けた継目の部分、およびその継目を覆うカバー材を指す。継目は、地震や熱膨張・収縮といった変化による破損を抑えるためのもの。カバー材は、電車内の連結部分のように、構造物同士を橋渡ししながら、それぞれの動きに合わせてずれる構造になっている。
FFBエフビーフラットバーの略。
FLエフエル「Floor Line」の略で、床の仕上げ面の高さ。図面では、SL(スラブライン)との組合せて「SL+50」などと表記される。
GGBジービー石膏ボードを表す略号。英語表記「ジプサムボード」(gypsum board)の略。JIS規格で、種別ごとに下記の略号が規定されている。
 GB-R … 標準の石膏ボード
 GB-S … シージング石膏ボード(耐水石膏ボード)
 GB-R-H … 普通硬質石膏ボード
 GB-F … 強化石膏ボード
 GB-D … 化粧石膏ボード
 GB-NC … 不燃積層石膏ボード
 GB-P … 吸音用 穴あき石膏ボード
 GB-L … 石膏ラスボード
 GB-St-A・B … 構造用石膏ボード
 GB-R-Hc … 吸放湿石膏ボード
 GB-D-Hc … 吸放湿化粧石膏ボード
GLジーエル①「Ground Line」の略で、地盤面の高さ。
②石膏ボードのGL工法の略。 ⇒ GL工法
GL工法ジーエルこうほう「Gypsum Lining」の略。石膏ボードを、木や軽鉄の下地を組まずに、躯体面に接着剤で直接張る工法。粉末状の石膏系接着剤を水で溶き、だんご状にして躯体面に塗り並べたところにボードを張る。一般的なボード張りとは道具やノウハウが異なるため、GL工法を専門とするボード職人もいる。
IIFCアイエフシーBIMで用いられるファイル形式のひとつ。BIMを推進する国際組織「IAI」(International Alliance for Interoperability)が提唱する中立的なもの。複数存在するBIM製品の共通形式として利用されている。
JJVジェーブイ「ジョイントベンチャー(Joint Venture)」の略称で、複数の建設業者が共同責任で工事を請け負うこと。単独では困難な大規模工事への対応や、業者ごとの得意分野を持ち寄るといった対応が可能となる。和訳は「共同企業体」。
Jw_CADジェイダブリュー・キャド無料で使えるCADソフト。Windows向けに開発が続けられており、高額なCADソフトにも見劣りしない利便性を備え、多くのユーザに支持されている。有志によって様々な拡張機能が作り出されネット上に蓄積されており、フリーソフトならではの価値を高めている。
PPBピービー石膏ボードを表す略号。英語表記「プラスターボード」(plaster board)の略。
RRアール①曲線や曲面のこと。丸いことを示す英語「round」の頭文字に由来。「R付きの壁」、「R材」などといった表現で使う。
②円の半径を示す寸法補助記号。例えば半径150mmであれば「R150」と記載する。半径の英訳「radius」の頭文字に由来。
RC/
RC造
アールシー/
アールシー造
鉄筋コンクリート造の略語。英語表記「reinforced concrete」の頭文字に由来。圧縮に強いコンクリートと、引張りに強い鉄筋の組合せで高い強度を実現している。
SSQ/
SQ工法
エスキュー/
エスキューこうほう
軽鉄下地の工法のひとつ。一般的なコの字型スタッドに代わり、角スタッドを用いるもの。軽くてパーツが少ないことから、施工性に優れ、コストも抑えられる。「SQ」は桐井製作所の角スタッド材の製品名「SQ-BAR」にちなんだ通称であり、一般的には「角スタッド工法」と呼ばれる。
S造エスぞう鉄骨造の略語で、文字通り鉄骨で組む構造。英語表記「Steel」の頭文字」に由来。
Sバーエスバー/
シングルバー
軽鉄の天井下地を構成するパーツのひとつ。表面の天井ボードを留め付けるためのバー材「Mバー」のうち、幅の狭いもの。天井ボードの中間部分の留め付けに用いる。反対に幅の広いものは「Wバー」(ダブルバー)と言い、天井ボードの継目部分の留め付けに用いる。
SV規格エスブイきかく/
エスヴイきかく
壁紙工業会により制定されているクロスの自主安全規格。厳しい水準であるドイツのRAL規格とほぼ同等の品質規格に加え、より安全性を重視した内容となっている。ホルムアルデヒドのほか、鉛やカドミウムといった重金属、残留性有機溶剤など、多くの有害物質に基準を設定しているのが特徴。
SLエスエルスラブラインの略。スラブの天端のことで、具体的には床スラブの高さを指す。
SMWエスエムダブリュー「ソイル柱列山留め壁」の英名「Soil Mixing Wall」の略。
SRC造エスアールシーぞう鉄骨鉄筋コンクリート造の略語。英語表記「Steel Reinforced Concrete」の頭文字に由来。鉄筋コンクリート造の芯部に鉄骨を内蔵したもので、鉄筋コンクリート造と鉄骨造、両方のメリットを併せ持つが、その分コスト高。耐震性・耐火性に優れ、鉄筋造より断面を小さくできることから高層ビルに多く用いられる。
SUSサス鉄とクロムの合金で錆びに強い「ステンレス」の別称。分類記号が「SUS」で始まることに由来する。
Ttティー厚みを示す寸法補助記号。例えば12.5mm厚であれば、「t12.5」と記載する。英訳「thickness」の頭文字から取られたもの。
TCティーシータワークレーンの略。
WWバーダブルバー軽鉄の天井下地を構成するパーツのひとつ。表面の天井ボードを留め付けるためのバー材「Mバー」のうち、幅の広いもの。天井ボードの継目部分に合わせ、隣り合うボード両方のビスを受けられるよう幅広になっている。反対に幅の狭いものは「Sバー」(シングルバー)と言い、天井ボードの中間部の留め付けに用いる。
WES規格ウェスきかく「Welding Engineering Standard」の略で、日本溶接協会が定める溶接に関する規格。
WICダブリューアイシーウォークイン・クローゼットの略。
ZZAMザム溶融亜鉛めっき鋼板の派生品として、亜鉛層にアルミニウム6%・マグネシウム3%を加えることで、サビへの強さをさらに上げたもの。軽鉄工事などにおいて、ステンレス材のVE品として、水廻りに用いられる。耐食性能・材料価格ともに、概ねステンレス材と軽鉄材の間ぐらいの位置づけ。「ZAM」は日新製鋼の商品名。ほぼ同様の製品として、新日鉄住金の「スーパーダイマ」がある。
記号φファイ/
パイ/
まる
円の直径を示す寸法補助記号。例えば直径300mmであれば「φ300」または「300φ」と記載する。
もともとは「○」に斜め線「/」を重ねた製図記号で、読みは「まる」。タイピングでの入力に際して、形状の近いギリシア文字「φ」(ファイ)で表現されるようになったと見られる。「パイ」と読まれることもある。(円周率「パイ」との混同による聞き違いが定着したものとされる。)
かく正方形を示す寸法補助記号。記載の数値を一辺の長さとする。例えば一辺が500mmであれば「□500」または「500□」(読みはいずれも「ごひゃっかく」)と記載する。