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      ま    英字・記号

ま行

 用語読み方解説
マーキングマーキング鉄骨工事に用いる高力ボルトの施工において、締め付けが正しく行われたかどうかの判定に用いる印付けのこと。「一次締め」を終え、「本締め」する前に行われる。高力ボルト・ナット・座金・母材に一直線の印を付け、締め込み対象であるナット以外の部材に「とも回り」(空回り)が無いか確認するためのもの。ナットの印のみが当初位置よりずれることで、締め込みが正しく行われたものと判定できる。
まがるラックスまがるラックス曲面施工に対応できる珪酸カルシウム板。ニチアス社の商品名。不燃材。最も薄い6mm板は、曲率半径750mm以上での曲げが可能。(詳細な条件等はメーカーの公式資料を確認のこと)
巻付け耐火被覆材巻付け耐火被覆材乾式の耐火被覆材。マット状のロックウール材を鉄骨面に巻き付け、専用の溶接ピンで固定していくもの。従来の湿式(吹付け式)に比べて、飛散養生が必要ないこと、乾燥硬化までの時間を必要としないこと、厚さや密度が安定していることがメリット。ニチアス社の「マキベエ」に代表される。
マキベエマキベエニチアス社の巻付け耐火被覆材の商品名。
間配りまくばりまとめて納品された資材を、使う場所ごとに分けて置いていく作業。
負けまけ2つの部材が取合う場合に、その位置関係を示す言葉。ぶつかって止まる側を「負け」、ぶつかってそのまま貫通する側を「勝ち」と表現する。
摩擦杭まさつぐい建物の荷重を地盤に伝えて安定させる「杭(杭基礎)」のうち、杭と地盤との摩擦力によって支えるもの。主に杭を支持させるような硬い層が深く、届かない場合に採用される。
柾目まさめ木目のうち、直線状の年輪が平行に並ぶもの。丸太から材料を切り出す際に、年輪と直交するように切断すると現れる。対比されるものとして、年輪が山型やタケノコ型に見える「板目(いため)」がある。
柾目は樹齢を重ねた太い木からしか取れないので、高価になる。板目に比べて、狂いが生じにくい。
マスク張りマスクばりタイル張りの工法のひとつ。「改良モザイク張り」とも言われる。
台紙でユニット化されたタイルを張る点は「モザイク張り」と同じだが、張り付け用のモルタルをタイル側に塗ることで接着力を向上させている。この張り付け用モルタルを塗る際、タイル形状に合わせて穴あけしたマスクをかぶせるので、この名がある。
下地面に下地モルタルを塗って平坦に整え、ユニット化されたタイルの裏面にマスクで張り付け用モルタルを塗り、張った後、硬化してから台紙をはがす。
町場まちば建設工事の形態を示す表現で、工務店などによる戸建て住宅や単独のテナント工事など、比較的小規模なものを指す表現。一方で、ゼネコンと多数の下請業者による比較的大規模なものは「野丁場」と呼ばれる。
また、近年は、大手住宅メーカーと下請業者による分譲住宅系の現場を指す「新丁場」と呼ばれるものもある。
間柱まばしら壁の下地となる柱のこと。一定の間隔で並べて建て込まれ、そこにボード材などが張られることで壁面を形成する。位置関係から、建物自体の柱と柱の間にあたるため、この名で呼ばれる。構造耐力は負担せず、主に木材や軽鉄材を用いる。
φまる/
ファイ/
パイ
円の直径を示す寸法補助記号。例えば直径300mmであれば「φ300」または「300φ」と記載する。
もともとは「○」に斜め線「/」を重ねた製図記号で、読みは「まる」。タイピングでの入力に際して、形状の近いギリシア文字「φ」(ファイ)で表現されるようになったと見られる。「パイ」と読まれることもある。(円周率「パイ」との混同による聞き違いが定着したものとされる。)
廻り縁まわりぶち見切り材の一種。壁と天井の取合い部分に取り付けるもの。樹脂製やアルミ製のものが主に用いられる。断面形状から「コの字型」と呼ばれる突付タイプと、「十手型」と呼ばれる目透しタイプに大きく分けられる。
マンボマンボALCやボード材の保管の際、下に挟む樹脂製の枕材の通称。水濡れや汚れから材料を守る。同様に使える「バタ角」に比べ、軽量で移動しやすく、腐食にも強い。代表的な製品は、「エースマンボ」(株式会社マルゼン)、「おく蔵」(株式会社オクジュー)。
溝形鋼みぞがたこう断面がコの字になっている鋼材の総称。「チャンネル」とも呼ばれる。
密着工法みっちゃくこうほうアスファルト防水工事において、防水層と下地を全面接着する工法のこと。部分接着する「絶縁工法」と対になるもので、施工後に防水面の上を歩行可能なのが特徴。反面、下地にクラックなどが生じた場合、防水層への影響を受けやすい。
密着張りみっちゃくばりタイル張りの工法のひとつ。電動工具「ヴィブラート」を使うのが特徴。下地面に下地モルタルを塗って平坦に整え、ヴィブラートによる振動でタイルを埋込むように張る。目地部に盛り上がるモルタルを、目地ごてで押さえることで、目地部も同時に仕上げることができる。
メース板メースばん(株)三菱マテリアル建材の商品名。押出成形セメント板のこと。
めがね/めがねレンチめがね/
めがねレンチ
ハンドルの両端にボルトやナットの締め付け部を持ったレンチのこと。呼び名は、円形の締め付け部によって、形状がめがねに似ていることに由来する。
目地ます法めじますほうタイル張りのうち、コンクリートの型枠に先付けする工法のひとつ。型枠の内側に取り付けた「目地ます」にタイルをはめこみ、コンクリートを打ち、硬化後に型枠を取りはずす。コンクリートとタイルが初めから一体化するため、はがれにくい。「タイルシート工法」に比べ、少し大きめのタイルに向いている。
免震構造めんしんこうぞう建物における地震対策の構造のひとつ。ゴム等でできた免震装置の上に建物を載せて地面から縁を切り、地震が建物まで伝わらないようにしたもの。
木コンもくコン/
もっこん
型枠の間隔を保つ金具「セパレーター」の端に付けるプラスチック材「Pコン」の別名。もともとは木製が主流だったことから残っている呼び名。
モザイクタイルモザイクタイル表面積が50cm2以下の小型タイル(一般的には50mm以下のタイルとされている)。形は四角も丸もあり、ざまざま。サイズを活かして、色の組み合わせによるデザインも得意とする。
マンションの外装によく使われる「50二丁(ごじゅうにちょう)」または「45二丁(よんごにちょう)」と呼ばれる45×95mm寸法のタイルも、モザイクタイルの一種。
モザイクタイル張りモザイクタイルばりタイル張りの工法のひとつ。小さなモザイクタイルを単体で扱うのは非効率なため、300角程度の台紙でユニット化して張るもの。下地面に下地モルタルを塗って平坦に整え、張り付け用のモルタルを上塗りしたところに、ユニット化されたタイルを張り、硬化後に台紙をはがす。
モルタルモルタル砂(細骨材)とセメントと水とを練り混ぜた建材。ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材、躯体の調整などに多く用いられる。